【福岡 - 九州一の繁華街、天神】
商業施設やオフィスビルなど様々なビルが立ち並ぶ九州の商業の中心的場所であり、九州一の繁華街である。博多駅・博多地区から地下鉄で数分の距離にあり、九州規模での視点では同一の経済圏として扱われる。全国的にも有名な歓楽街の中洲も近隣にある。
厳密には住所表記に「天神」が付く天神1〜5丁目を指すもので、範囲は親富孝通り〜天神西通りより東・那の津通りより南・国体道路より北・那珂川〜薬院新川より西である。一般的な用法においては拡大解釈して用いられており、福岡市地下鉄天神駅や西鉄の西鉄福岡(天神)駅からおよそ徒歩15分程度の圏内かつ那珂川以西の区域を指すものとして使われている傾向がある。(天神1〜5丁目・大名1〜2丁目・今泉1〜2丁目・警固1丁目・赤坂1丁目・舞鶴1〜3丁目・長浜1〜3丁目・那の津1丁目・中洲中島町・西中洲・渡辺通り1〜5丁目・春吉1〜3丁目)天神地区の中心は、かつては渡辺通りと明治通りが交差し岩田屋があった天神交差点付近とされたが、その後西鉄福岡駅が南に移転し、さらに1990年代以降は天神駅の南部に商業施設が相次いで新設され、また2000年代には天神南駅の開業や岩田屋の移転などがあり、徐々にであるが南下し続けていると言われている。もっとも、天神の中心からやや南に外れた部分(薬院新川付近とそれ以南)にある商業施設は、1980年代頃から伝統的にそれほど振るわないものが多い。ただ、現在は再開発が進んでおり、2004年には渡辺通り2丁目にBiVi福岡という大型商業施設が誕生した。
天神地区の中心が南下するとともに、1990年代後半ごろから北天神地区にオタク向けショップ(アニメイト、とらのあな、まんだらけ、メロンブックス等)やメイド喫茶が集い、福岡のオタク街としての機能も有するようになった。この立地は、日本を代表するオタク街でもある秋葉原がそうであったように、おたく文化とオタク系の店は他のカジュアルな若者文化に対して回避的である事も理由の一つとなりうる。これは「朝日新聞」(西部本社版)の2006年5月27日付の夕刊の一面でも取り上げられた。
天神地区の有名な通りとして、渡辺通り、天神西通り、親富孝通り、きらめき通り、明治通り、昭和通り、国体道路などがある。
小売の激戦区としても知られ、数度にわたる「天神戦争」は経済紙の紙面を賑わせた。狭い地域に販売拠点を押し込むやり方はいかにも不自然であり、人気を高めて地価高騰の含み資産増を狙った企業間の「暗黙の出来レース」と見る向きもある。
方面別に数多くのバス停が広範囲に位置しており、天神に来る機会が少ない人は、事前にかなり詳しく調べておく必要があると思われる(外部リンク参照)。天神2丁目は福岡市の「人に優しく安全で快適なまち福岡をつくる条例」の路上禁煙地区に指定されている。ここで喫煙した者は同条例により2万円以下の過料に処される。
高度経済成長期以降、日本各地の主要都市の中心部には高層ビルが建ち並んできている中、福岡市中心部に位置する天神には見上げるほどの高層ビルが1つも建っていない。これは、天神地区が福岡空港に近いため、航空法で定められる制限表面により建物の高さに制限があるからである。天神地区の場合約70メートルの高さまでしか建てられない。
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